家族が前立腺がんに・・・

最近身の回りで「がん」になる人が増えています。
中には大変残念ながら、お亡くなりになられた方も・・・年も差ほど変わらないしお若かっただけに大変ショックでしたよ。
やはり日本国民は高い確率で「がん」に罹患するのだなと思い知らされます。

そんなことを考えている最中、まさか父親が「がん」になるとは全く想像もしていませんでしたよ。
父から「がん」になったことを聞いて今後何かの手助けができたらと思い父が罹患した「前立腺がん」について調べてみました。

前立腺がんは2015年から日本人男性が一番多く罹患する「がん」です。
主に60歳以降に発症することが多く、年齢を増すごとに罹患率が上昇していき、70歳代が一番多いようです。
これは日本人男性の平均寿命が長くなったことに比例しているようです。
前立腺がんの特徴は進行が遅いこと、初期症状がほとんどないこと、あるステージまでは生存率が比較的高いことです。
例えば、前立腺がんはステージⅢまでは生存率90%と生存率が高い(10年相対生存率)ですが、ただしステージⅣで著しく生存率が下がります。

つまり早期発見と治療がとても重要になる「がん」ということなのです。

そもそも初期症状がほとんどないらしいのですが、がんが進行すると次のようなあらわれる症状がでてきます。
・夜中に何回もトイレに通う(夜間頻)
・尿が放物線を描いて飛ばない(尿線細小)
・排尿し終わるまでに時間がかかる(排尿遅延)

骨に転移していると
・背骨や腰の痛み
・足のしびれ
・下肢や下腹部のむくみ
症状が出て受診したときには70%~80%が進行がんや転移がんの状態になっているのです。

初期に発見していくためには特に50歳を過ぎたら定期検診を受診し血液中のPSA(腫瘍マーカー)値を検査すれば、初期の前立腺がんでも疑わしい人を発見することが可能となります。
発見が遅くならない為にも検診受けましょう、大事です。

前立腺がんになりやすい人とは?
原因ははっきりとわかっていないのですが、しかし危険因子として、加齢・遺伝的要因・食生活(生活習慣)があげられます。
遺伝父親か兄弟に前立腺がんになった人が1人いると本人がかかる危険性が高めるという報告があり、
また、父(一親等)祖父・兄弟(二親等)の両方に前立腺がんにかかった人がいる場合、リスクはさらに高めるといわれています。
家族性の前立腺がんは40代など若いころから発症することが珍しくないようです。
動物性脂肪の取りすぎと野菜不足は前立腺がんのリスクを高めるとされています。和食から欧米食への変化の影響があるようです。
予防としては、みそ・納豆・豆腐などの大豆製品んは前立腺がんを抑制する効果があるとされているのです。

続いて治療方法については、
・手術療法
・放射線療法
・監視療法
・ホルモン療法
などがあるようです。

手術療法についていくつか代表的なものをあげていきます。
「前立腺全摘除術」・・・がんが前立腺内にとどまっている場合は根治療法の1つ
術後起こりやすい合併症・・・尿漏れ・勃起障害・出血・感染

「腹腔鏡下前立腺全摘除術」・・・腹腔鏡という内視鏡(カメラ)を使って行う手術で作業時間が長くなる。
しかし手術創が小さい、出血が少ない、回復が早い、患者さんの負担が少ない、しかし熟練した医師の手技が必要であり認定病院でないと受けられない。
この腹腔鏡下前立腺摘除術は2006年に健康保険の適用が認められたが、ただし保険の対象となるのは、この手術の経験が10例以上あるなど厳しい基準を満たす認定病院で手術を受けた場合のみです。

「ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術」・・・手術支援ロボット「ダビンチ」を使って行い前立腺をすべて切り取り摘出する治療法。
アメリカでは前立腺がん手術の85%がロボット支援手術である。
腹腔鏡手術と手術内容は変わらないがコンピュータを組み込んだ精密機器で手術の安全性・確実性をよい高めることが出来て健康保険適用となる。

調べてみると一長一短なところがあるが、自分であれば最先端である「ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術」を選択したいと感じる。

放射線療法について
目に見えない高エネルギーの束である放射線は癌細胞内の遺伝子を破壊する働きがありがん細胞は増殖できなくなって死滅させていく。
X線・ガンマ線・電子線・粒子線などの種類がある。
最近では根治療法の1つとして定着してきている。
前立腺のほぼすべての病期に幅広く適用でき治療に伴う体の負担が極めて小さいというメリットがある。だから高齢者でも安全に受けられる。
注意するべきことは、再発した場合、最初に手術えお選んだ人は放射線療法を選択することができる。しかし最初に放射線療法を行ってしまうと合併症のリスクが高まる可能性があるので再発後に手術でがんを切除することは難しい。
放射線療法は手術に比べて体の負担は少なくて済むが、治療方法を選択するときは先々に至るまで考慮しよう。
ここも実際の選択として非常に難しい話だと思う。

最新の放射線療法として粒子線を使う放射線療法がある。
粒子線である陽子線や重粒子線はターゲットまで飛んでいき合う位置でエネルギーを最大になる性質がある。つまり目的のがん組織でエネルギーを最大になうように調節可能である。
またがんに向かって最大のエネルギーを発揮した後、そこで消える性質を持ている他の臓器に影響を最初限にとどめられる。
X線ではそうはいかない
先進医療で約300万円の莫大な治療費がかかっていたが2018年から健康保険適用となった。(前立腺がんはそうだけど、がんの種類によっては健康保険対象外となる)

恥ずかしながら陽子線や重粒子線治療はすべて先進医療で高額な治療費がかかるものだと思っていたけど、今は治療部位によっては健康保険適用の対象となり高額療養費制度の対象にもなるということを学びました。

次に調べてみて驚いた療法があった、それは監視療法というものである。
監視療法とは不要な過剰治療を避けて合併症のリスクを回避するというのである。
前立腺がんは無症状のまま経過して死亡の原因とはならない種類のがんであることが少なくない。
がんが増大すれば治療をしますが顕著な変化が見られない時は経過を見守る。その結果無治療のまま天寿を全うできる患者さんも出てくる。
どんな治療方法でも合併症に悩まされる可能性はあるが、監視療法ならQOLを保てるという良さもある。
臨床試験の結果、厚生労働省研究班の調べによると監視療法の臨床試験で監視療法が適切と診断された前立腺がん患者118人のうち84人(71.2%)が治療不要と判定された。
その多くが5年以上たっても無治療のまま経過観察を続けているという報告もある。
ただし受療するには厳密な条件があるようです。

見守るという療法は正直考えたこともなかったけど、前立腺がんの特性だからこその療法なのでしょう。

ここまで調べて率直に感じたことは、前立腺がんに限らずまずは定期検診が絶対的に大事ということです。
そして、次に治療については我々素人では最良な療法が何であるか判断が正直つかない・・・
主治医と十分に相談する事と、セカンドオピニオンを使っていきたいと思った。

セカンドオピニオンを利用することに抵抗を感じる日本人は多いようだ。
だけど、自分の命の為、自分が望む罹患後からの生活を考えると絶対に利用するべきである。

今は加入している生命保険(医療保険やがん保険も含めて)の保険会社が契約者へのサービスの一環として、セカンドオピニオンを利用できたりする。
積極的に利用するべきだと思う。
また、加入する保険の保障内容はもちろん重要だけど、セカンドオピニオンなどが利用できるという付加価値的なサービスを用意している保険会社を選択するべきだと思った。

今後も調べていき何かの助けが出来る準備を整えていこうと思う。

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