将来の年金が足りない!少ない!なんていうことは皆さんなんとなく感じていることかと思います。
将来の年金額はもちろん年収が高ければ年金額も多くなるのは言うまでもありません。
年収がとても高いとさぞ将来の年金額も高いのでは?と思いますよね。
果たして将来の年金額は最大いくらになるのでしょうか!
ちなみに今回の話は会社員(厚生年金加入者)の場合です。
まずは年金額を決める要因である厚生年金保険料がどうやって決まるのという話からしますね。
厚生年金保険料は標準報酬月額によって決まります。
図1のとおり標準報酬月額が高くなるほど厚生年金保険料は段階的に増えます。
(図1)
日本年金機構 令和2年9月分(10月納付分)からの厚生年金保険料額表(令和5年度版)
わかりやすくするためにザックリと説明すると、例えば月の給与が約63.5万円以上だと標準報酬月額は最大の32等級となり、保険料額は59475円となるのです。(図1の右端折半額の欄のとおりです)
ちなみに余談ですが社会保険料は労使折半をしています。
どういうことかというと厚生年金保険料や健康保険料などは会社と従業員で半分こして払っているのですよ。会社を経営するって色々なお金がかかりますねーって思うのと、社会保険だけを考えると会社員として勤めさせてもらっているって有難いことだよね、とつくづく思いますね。
ここまでは厚生年金保険料の話です。
話を本題に戻しますが、将来の年金額って最大でいくらになるのでしょうか。
厚生年金に可能な限り早く加入し、以降図1の等級が一番高いところだったとします。
イメージとして16歳から会社員として働き厚生年金に加入し、毎月63.5万円以上の給与と賞与を年3回150万円以上もらい、70歳まで働くイメージです。
(そんな人いる?って感じですが)
そうすると年収1212万円となります。
そんな人がもらえる将来の年金額は、すごい年金額になりそうな気がしません?
ワクワクしますね。
なんと答えは厚生年金だけで月30万円程です。
これに国民年金を加えると月36万円~37万円程になります。
えっ?!月に40万円にも満たないの??って感じですよね。
ビックリですよ、こんな長期間を高年収で会社員として勤めていても、それしか貰えないの??って率直に思いましたよ。
ちなみに年金受給を繰り下げすればもっと多くはなります。
(以前に記事にしたことがある年金を増やす方法です)
この事はいくつかの気づきを与えてくれます。
・16歳~70歳までこれだけの高年収で稼いでも年金額がこれだけなのだから、多くの方は当然もっと年金額は少ないということ
・会社員時代に結構稼いで生活水準が高くなっていると、年金だけの生活になった時に生活水準の維持が大変(貯蓄は考慮しなければ)
などなど
やはり、早いうちから未来のお金を準備していく必要がありますよね。
その為の対策として、NISAやiDeCoや保険を活用して資産形成していくことは重要です。
ちなみに私は保険だけでなくてNISAなどの手段を活用して資産形成する事を推奨しています。
しかし、NISAやiDeCoでは絶対に真似できない資産形成機能が保険にはあります。
もちろん保険には死亡保険金がついてます!なんてつまらない話ではありませんよ。
その方法にご関心がある方はご連絡下さい。
題して「10分でわかるNISA・iDeCoでは出来ない保険だからこそ出来る資産形成の強み」をお伝えします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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