仕事を引退した後にもらう年金、正確には老齢年金と言いますが、ある方法で将来もらえる金額を増やすことができます。
もちろん、今よりいっぱい働いて収入を増やして、だから年金も増えるのです!なんて話ではないです。
ではいったいどうやって「年金を増やす」のかを解説していきます。
その前に、老後2000万円問題が話題になってからから早4年~5年の時が経とうとしています。
つい最近の話題に感じるのは私だけでしょうか?本当に時が過ぎるのは早いものです・・・
しかし、あれだけ騒がれた老後2000万円問題も最近ではあまり騒がれなくなりましたが、私たちの記憶の片隅にはなんとなく残っているのではないでしょうか。
実際に今でも私のところに老後資金準備の相談が多いことを考えるとやはりインパクトがあるフレーズだし、多くの日本人にとって重要な問題なのでしょうね。
では、「年金を増やす」にはどうしたら良いのか?
もちろん何か特別なことをするわけではなくて、多くの方が知らないがために上手く利用できていないだけで、基本的には誰でも利用できる年金制度の一環です。
その方法とは「公的年金を繰り下げ受給」するのです。
老後の年金は繰り下げたり、繰り上げたりして受給することができます。
繰り上げたり、繰り下げたり、なんて言うとちょっとわかりにくいですが、要は通常65歳から受給が始まる年金を早くもらったり、もらうのを遅くしたり、ということなんです。
公的年金は繰り下げると(もらうのを遅くする)月0.7%増やすことが出来ます。
逆に繰り上げると(もらうのを早くする)月0.4%減りますが、早く年金をもらうことが出来ます。
具体的には・・・年金を増やすために65歳からもらえる年金を繰り下げ受給をして70歳からもらうようにすると、
60か月(70歳-65歳)×0.7%という式になります。
つまり42%アップで年金をもらうことが出来るのです。
仮に65歳からもらえる年金が100万円だったとします。
70歳からもらうように繰り下げると142万円に増えることになります。もちろんこの金額はずっと続いていきます。
どうですか、簡単ですよね。
でも気をつける事があります。もらうのを遅くすると寿命までの期間が短くなるという事ですね。損益分岐点をちゃんと知った上で
行うべきですね。
また、遅らせるということはその間年金が発生しないので、その間の生活資金をどうやって確保するかが大事です。
働いて収入をつくるのもよし、資産を形成しておくもよし、です。いずれにしてもどういうライフプランを計画するのか、
が大事ということですね。
それでは、今回の情報提供は以上とします。
少しでも何かの役に立てたのであれば嬉しいです。
引き続き情報提供していきます。宜しくお願いします。
コメントを残す